PMS(月経前症候群)
多くの女性が経験するPMS(月経前症候群)は月経が始まる1~2週間前から起こる腹痛・イライラ感・頭痛・腰痛・乳房の張り・むくみ・肌荒れなどの不快症状ですが、月経が始まると治ります。
症状が酷い方は寝込んだり、登校や通勤が困難になるケースもあります。
排卵から生理前には自律神経を活発にして気持ちを安定させるエストロゲン(卵胞ホルモン)が減り始めます。
代わりに、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増えます。
プロゲステロンは女性のからだを妊娠しやすくする働きをもつホルモンです。
子宮の収縮を抑制し、栄養や水分を身体に溜めこむ働きがありますので、血行不良にもなります。
PMS時の不快感を感じていても月経まで我慢する方も多いようです。
食事や運動でも緩和できることがありますので、自分にあった改善策を探して頂きたいです。
女性はストレスなどでイライラ感が上昇すると甘いものを食べてしまう方も多いと思います。
糖分を急激に摂取するとその後の血糖値が急降下して益々イライラ感が大きくなりますので、甘いものは小分けにして食べるようにするとよいです。
食事も炭水化物はゆっくりと消化できるよう、野菜やたんぱく質を先に食べるようにして下さい。
カフェインは興奮作用がありますので、コーヒーはブラックよりミルクを入れたり、紅茶も生姜を入れて温めたりするだげでも違うでしょう。
神経伝達物質の代謝に関与し、利尿作用もあるビタミンEを含むアーモンドやナッツ類、豆類も積極的に取りましょう。
アルコールはむくみを酷くさせますので、この期間は休肝するとよいですね。
喫煙・受動喫煙は血流を悪くしますので、これから妊娠を考える若い女性は禁煙を考えて、家族やパートナーに協力してもらうことが大切です。
毎月のPMSの症状をスケジュール管理すると自分がどの時期で症状が起こるのか分かってくると思います。
その時期はなるべくリラックスして休める環境をつくって下さい。
痛みを伴う症状は冷えている場合が多いですので、シャワーだけで済ませずに、ゆっくり浴槽につかって好きなアロマでリラックスしたり、軽いウオーキングなどで体を動かしてみるのもよいかと思います。
当院では女性特有の疾患でお悩みの方に温灸鍼治療のコースがございます。
PMSが辛い方、是非お試し下さい。
はりきゅうanby治療院
*画像は「命の母」さんからお借りしました
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