「低体温」と「冷え性」
三寒四温朝晩はまだまだ冷え込みますが、春はまもなくでしょうか。
一般的に日本人の体温は36.6℃から37.2℃(脇の下で測る温度)といわれますが、35℃台しかない方を「低体温」といいます。
一方「冷え性」は、寒さを感じる度合いが普通の人よりも強かったり、全身や手先が冷えるといった症状で女性に多いと言われてきましたが、最近では男性や小学生の冷え性が増えているそうです。
本来子供は代謝が良いので冷え性とは無縁のはずですが、生活リズムの乱れや睡眠不足、不規則な生活などが影響しているようです。
手先が冷たいだけが冷え性ではなく、「内蔵型冷え性」というものがあります。
手のひらをヘソの上と下に置いて、ヘソの上が下より冷えていると感じた方は内臓が冷えていることがあります。
熱産生(基礎代謝)を行う臓器は次のものがあります。
多いものから、骨格筋22%、肝臓20%、脳18%、心臓11%、腎臓7%です。
昔から、お腹を冷やしてはいけないといいますが、おなかには重要な臓器が存在していますので、お腹を冷やさないようにすることは重要です。
食事面でも、黒・赤・橙・黄色などの色の濃い食物は体を温めます。
また、一番の熱産生は骨格筋を動かす運動です。
適度な運動を習慣づけることはとても大切です。
低体温は自覚症状のないまま進行することが多いので注意が必要です。
免疫力が低下し、感染症・脳血管障害・糖尿病・虚血性心疾患などの病気になることもあります。
生活習慣を見直して、冷えを改善しましょう。
はりきゅうanby治療院
*画像は「日経Gooday」さんからお借りしました
0コメント