妊婦の花粉症
気温も上がってきて、今週は各地で桜が咲きそうですね。
花粉症(アレルギー性鼻炎)患者は年々増加傾向で、この10年で10%程増えているそうで、現在は四人に一人はスギ花粉症だそうです。
治療法として薬物療法や手術療法がありますが、妊娠中や授乳中のアレルギー薬の服用は慎重になります。
しかし、くしゃみ・鼻水・鼻閉の症状に加えて、頭痛・倦怠感・不眠の随伴症状も出てきては母胎や胎児にも悪影響を与えます。
妊婦の場合、漢方薬治療も一つの選択肢となります。
「五苓散(ゴレイサン)」「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」は「麻黄」「甘草」を含みませんので、偽アルドステロン症(血圧上昇・浮腫)のリスクはありません。
構成生薬の「沢瀉(タクシャ)」「茯苓(ブクリョウ)」には利尿作用がありますので、ホルモン動態の変化で浮腫のみ起こりやすい妊婦に使用されます。
「五苓散」は口渇・多汗の熱証タイプの方、「当帰芍薬散」は冷え・貧血傾向の寒証タイプの方に良いとされています。
鍼治療は副作用なく鼻水・目のかゆみに効果的ですので是非お試し下さい。
免疫力を低下させない、規則正しい生活を心掛けてお過ごし下さい。
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はりきゅうanby治療院
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