妊婦の花粉症

気温も上がってきて、今週は各地で桜が咲きそうですね。

花粉症(アレルギー性鼻炎)患者は年々増加傾向で、この10年で10%程増えているそうで、現在は四人に一人はスギ花粉症だそうです。

治療法として薬物療法や手術療法がありますが、妊娠中や授乳中のアレルギー薬の服用は慎重になります。

しかし、くしゃみ・鼻水・鼻閉の症状に加えて、頭痛・倦怠感・不眠の随伴症状も出てきては母胎や胎児にも悪影響を与えます。

妊婦の場合、漢方薬治療も一つの選択肢となります。

「五苓散(ゴレイサン)」「当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)」は「麻黄」「甘草」を含みませんので、偽アルドステロン症(血圧上昇・浮腫)のリスクはありません。

構成生薬の「沢瀉(タクシャ)」「茯苓(ブクリョウ)」には利尿作用がありますので、ホルモン動態の変化で浮腫のみ起こりやすい妊婦に使用されます。

「五苓散」は口渇・多汗の熱証タイプの方、「当帰芍薬散」は冷え・貧血傾向の寒証タイプの方に良いとされています。

鍼治療は副作用なく鼻水・目のかゆみに効果的ですので是非お試し下さい。

免疫力を低下させない、規則正しい生活を心掛けてお過ごし下さい。


関連記事「花粉症治療」


はりきゅうanby治療院

はりきゅうanby治療院 | 岐阜市鍼灸院

はりきゅうanby(アンバイ)治療院は岐阜市役所より徒歩5分の鍼灸院です。 女性鍼灸師が常駐しておりますので、女性の方に安心してご利用頂いております。 首こり・肩こり・腰痛・眼精疲労・トリガーポイント治療・頭痛・不眠・耳鳴り・PMS・不妊治療・マタニティ鍼灸・美容鍼灸・脳梗塞後遺症など、東洋医学に基づいた施術をしております。 幅広い疾患に対応させて頂いておりますので、是非一度ご相談下さい。

0コメント

  • 1000 / 1000