耳鳴り・めまい

早いもので、今年も残すところあとわずかとなりました。

先日、第50回を記念する愛知・三重・岐阜の三県合同鍼灸研修会がありました。

アトピー性皮膚炎の鍼灸治療のお話もありましたが、今回は当院の患者様にも多い、耳鳴・めまいについて少し書かせて頂きます。

耳鳴の症状は大きく分けて、耳性耳鳴（耳の機能に原因がある）体性耳鳴（体性感覚の作用に反応して起こる非耳性耳鳴）があり、後者の体性耳鳴の患者は多いそうですが、薬でもなかなか効果がなく、解明が難しいそうです。

耳鳴もめまいも過度のストレスや強いショックを受けた場合に突然発症するケースがあります。

めまいの症状として、回転感のグルグル回っているような感じがするものや、頭から血が引く、ふらつくというものばかりでなく、動揺感・浮動感のフワフワするものもめまいの症状の一つです。

メニエール病・突発性難聴の診断を受けた方は、初期の治療がとても重要ですので速やかに利尿剤やステロイド剤で治療して下さい。

鍼治療は症状が落ち着いてから受けるのが良いかと思います。

鍼灸治療では、自律神経のバランスを整え、リラックスする環境をつくる事で、耳鳴の大きさが軽減され、治療前よりも気にならなくなり、今まで聞こえていたはずの音がより鮮明に聞こえるという結果もあります。

気忙しい年末ですが、体の変化に留意して健康で新年をお迎え下さい。

はりきゅうanby治療院