本の紹介
発売2週間で10万部のベストセラーになった「80歳の壁」が話題をよんでいます。
この本の著者、和田秀樹先生は東京大学医学部を卒業され、30年前から高齢者専門の精神科医としてご活躍されています。
昨日の「徹子の部屋」にも出演され、お話をされていました。
日本は人口の30%を高齢者が占め、2021年の統計で、平均寿命は男81.47歳、女87.57歳の高齢化社会です。
生活環境も医学も進化し、寿命が長くなったのは良い事ですが、80代でも生活に支障がなく現役の方がみえる一方、70代で認知症や要介護の生活をおくらなければならない方と様々です。
和田先生は、歳をとると記憶が悪くなる事ばかりを気にしがちだが、記憶が落ちるより意欲が落ちる事のほうが深刻だとおしゃっています。
人は50代くらいから、前頭葉が縮み始めます。
前頭葉は同じ生活を続けていると使われず、新しい事にチャレンジすると鍛えられるそうです。
代り映えしない生活を送っていると前頭葉は老化するばかりですので、生活に変化をつける事が大切ですね。
また、日本人は癌で亡くなる方が多い国です。
癌細胞を殺してくれるNK(ナチュラルキラー)細胞がありますが、NK細胞はストレスが多いと下がり、笑うと上がりますので、80代からはNK細胞を増やすためにも、我慢はせず、前頭葉を刺激しながら、楽しく元気に前向きに暮す事が一番です。
人間の意欲に大きな影響をあたえる、セロトニンという神経伝達物質がありますが、セロトニンががたくさんある人は幸せにしていられるし、不安にも強くなれます。
鍼灸治療はリラックス効果のあるセロトニンがたくさん分泌されますから、合わせてご活用下さい。
はりきゅうanby治療院
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