熱中症の漢方薬

来週あたりに梅雨明けでしょうか。

年々暑さが厳しくなり身に応えますね。

熱中症の重度分類は3つに分けられ、Ⅰ度の経度では、めまい・失神・筋肉痛・手足のしびれ・気分の不快感です。

Ⅱ度の中等度では、頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感、Ⅲ度の重度では意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温と命の危険を伴う場合もあります。

炎天下の屋外だけでなく、27~28度程でも湿度が高いと家のなかでも熱中症になることがありますので、お気をつけ下さい。

「清暑益気湯(セイショエッキトウ)」は暑さによる症状を鎮め、元気を増す漢方薬です。

夏バテは東洋医学で「注夏病(ちゅうかびょう)」とよばれ、元気がなく身体が火照るのは暑さにより体が傷つけられたためとします。

清暑益気湯の構成生薬は「蒼朮(ソウジュツ)」「人参(ニンジン)」「麦門冬(バクモンドウ)」「黄耆(オウギ)」「陳皮(チンピ)」「当帰(トウキ)」「黄柏(オウバク)」「甘草(カンゾウ)」「五味子(ゴミシ)」です。

人参と黄耆が含まれますので、参耆剤(じんぎざい)という元気を増す漢方薬に分類されます。

「麦門冬」「五味子」は潤し、「甘草」「蒼朮」「人参」「陳皮」は気を補い、胃腸機能を高めます。

「当帰」は血を補い巡らせ、「黄柏」は人体の体表の機能を改善させます。

清暑益気湯は発熱・頭痛・口喝・発汗に対応できる熱中症を代表する漢方薬です。


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